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対応するヴンダーレンジャーはスターライトマジシャン。黒いカラスの羽を纏ったサイバー服に身を纏う。 暗黒の力を自在に操る能力を持ち、対象を丸ごとブラックホールで吸い込む事も可能。
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戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (11)力の解放 「どうしたのかしら、お互い動きが鈍くなったわよ」 「膠着状態」 タバサが説明するには、実力高い者同士の魔法戦において、お互いが決定打を欠いた状態になると… このようにお互いが最低限の攻撃だけを行い、相手の出方を待つ膠着戦に陥りやすいのだという。 「へーって、じゃあ、私達が援護すればおじさまの勝ちってことじゃない!」 「…無理、再生するだけ」 「えー、じゃあさ、何か考えましょうよっ!」 「何かって何よキュルケ、何かいい考えでもあるの?」 「そりゃあ……じゃあ!今から王都に戻って騎士団を呼んきましょう!」 「………」 「あんたねぇ、もうちょっと頭使いなさいよ、せめていい武器を持ってきてあげるとか」 「そんなもの、あったら直ぐに渡してるに決まってるじゃ………」 「………」 「あ………」 三人の視線の先、そこにはキュルケに抱えられた、『禁断の剣』が納められた箱があった。 「!?」 影、飛竜の羽音、強風の降臨。 ルイズ達がウルザの背後に降下してくる、飛び降りる三人。 「ミス・ルイズ!先ほど私は安全な場所に退避していていなさいと―――!」 ルイズ、自信の笑み。会心の出来の課題を提出する生徒の顔つき。 「ミスタ・ウルザ!助けに来たわ!この剣を使ってあのゴーレムをやっつけるのよ!」 その手には、不思議な形状をした剣が握られている。 握りの先、途中から二つに枝分かれしている短剣のようなもの。 「君は何を言って……待ちたまえ、ミス・ルイズ、君が握っているそれは何だね」 「これが『禁断の剣』よっ!世界の均衡を壊すほどの剣!この剣があれば、あんなゴーレムなんてすぐにやっつけられるわっ!」 それを両手で握り締めたルイズが、ゴームレを睨み、大きく振り上げる。 「『禁断の剣』よ!目の前の敵を打ち払い給え!……たああっ!」 勢いよく振り下ろすルイズ。 閃光、爆発、倒壊、それ等、状況を打開する事態、一切何も起こらず。 「………えいっ!ええいっ!どうして何も起こらないのよ!『禁断の剣』!力を発揮しなさい!」 うんともすんとも返さない。 「―――フフフフ、……ハハハ!………これは驚いたっ!ハハハハッ!」 場違いな笑い声。 デルフリンガー、シュペー卿の魔法剣を地面に突き刺し、右手で顔を抑えたウルザが、心の底から愉快そうに笑い始める。 突然の展開についてゆけず、呆気に取られるルイズ、キュルケ。 「ミス・ルイズ、それを、貸したまえ、それはそう使うものではない。 いや、それは正しくは剣などではない、しかし、正しく世界の均衡を危うくする力だ」 「ミ、ミスタ・ウルザ?」 理解出来ていない顔のルイズから、剣を受け取る。 そのままそれを、天に差し出す供物のように、高々と掲げる。左手で輝くガンダールヴのルーン。 「これは……こうするのだ!」 マナを用い、『禁断の剣』と自身の間にリンクを組む。 そしてそのリンクを、この場のでウルザ自身と結びついているもう一つの『それ』へと結びつける。 接触、接続、成功。 『禁断の剣』が、ウルザ自身のマナを注がれ、その力を正しく発揮し始める。 まず『禁断の剣』から光の紐のようなものが現れ、今もゴーレムと戦い続けている鉄の獣へと伸びていく。 ウルザが手を離す。すると、それは結びつく片方に引き寄せられるように一直線に鉄の獣に向かって飛んでゆく。 飛んできたそれを、忠犬が主人から投げられたものをキャッチするように、獣は器用に口で受け止めた。 『禁断の剣』を咥える獣、対峙する土くれの巨人。 構図は変わったが、形勢に変化なし。 「あ、あのミスタ・ウルザ?一体何を?」 「――――――」 再び、土のゴーレムと鉄の獣との戦いが始まる。 果敢に飛び掛る獣、挑戦者を打ち払うゴーレム、先ほどまでの焼き直し。 しかし、ウルザの目には、先ほどまでとの違いが、徐々に大きくなっていくのが見える。 その変化に、最初に気付いたのはキュルケであった。 「おじさま!『禁断の剣』が―――」 続いて、ルイズもその異変を察知する。 「何あれ?光ってる、の…?」 「………あの獣が攻撃するたび、光が強くなってる」 獣がゴーレムを攻撃する度に、徐々にだが確実に光を強めていく『禁断の剣』。 「見ていたまえ、これこそ、君達が『禁断の剣』と呼ぶものの力だ」 生徒に数式の解法を教える教師のような顔――ウルザ。 結びつくマナのリンクを経由し、全てを終わらせるべく、指示を送る。 唐突なる均衡の崩壊。 『禁断の剣』が一際大きな光を放つ、その中からが輝くものが多数飛び出す。 瞬間、解き放たれた光がゴーレムへと吸い込まれていくようにして消滅。 変化。 巨大な土くれのゴーレムの姿がその大きさを変容させていく。 小さく、小さく、小さく、小さく、小さく……。 30メイル、20メイル、10メイル、5メイル、3メイル、そして……消滅。 一つの戦いの、あっけない幕切れ。 一方、敵対者の消滅を見届けた勇敢な獣。 彼もまた、その使命を果たし、力尽きその動きを停止したのであった。 「う、嘘みたい!あの巨大なゴーレムが、どんどん小さくなって!最後は消えちゃうなんて!凄いわ『禁断の剣』!」 「―――ミス・ルイズあれは、」 「皆さん、お疲れ様でした」 強大な敵に勝利した実感、お互いが無事であった安堵感、そして自分達がやり遂げたという達成感に湧くルイズ達。 そんな彼女達に声をかけたのは、森の影から現れたロング・ビルであった。 「ミス・ロングビル!ご無事でしたか!」 「これで全員無事ってことね!『禁断の剣』も取り返したことですし、帰りましょう!」 「……フーケ」 タバサの的確かつ、鋭い指摘。 「おっとっと、そういえばそうね」 「そうよ!フーケはどこ!?きっとこの近くにいる筈だわ!」 「きっと、何処かに隠れているんだわ。そう遠くないはずよ」 「そうね、探しましょ」 ルイズ達が手分けしてフーケを探す為の算段の相談している中、ロングビルがゴーレムと獣との戦いの痕、残骸が残るのみとなったそこへ向かうことを誰も気にしない。 ロングビル、学院の長、オールド・オスマンの秘書である彼女が、奪われた秘宝を回収することに問題など抱くはずも無い。 「ミスタ・ウルザ、お疲れ様でした」 そして、彼女は残骸の中から『禁断の剣』を見つけ出して、ひょいと持ち上げる。 「皆さん、もうよろしいですわよ」 『禁断の剣』を手にした、ロングビルに、ルイズ達の視線が集まる。 「あなた方の役目はここで終わりです。ご苦労様でした。 『禁断の剣』の使い方も分かりましたし、もう必要ありません」 高らかなる勝利宣言。 「え!?ミス・ロングビル!?」 「どういうことなの!?」 応えるロングビル、その口元が妖しく歪む。 「生徒の質問には、答えなくてはなりませんね。 さっきのゴーレムを操っていたのは私。加えて、トリステインの城下町にメイジの盗賊も、学院の宝物庫に忍び込んだのも私。 全て、私のしたこと、これが正解です」 「なるほど、つまり君が…『土くれのフーケ』だったのだね、ミス・ロングビル」 「ええ、その通りですわ、ミスタ・ウルザ。 おっと、動かないで頂戴。私はこの『禁断の剣』でいつでもあなた達を消すことが出来るのよ。 …わかったなら、全員、武器を遠くに捨てなさい」 先ほど、自分達の窮地を救った学院の秘宝、それが今、フーケの手の中にある。 先ほどの衝撃的な結末を見ているルイズ達は、フーケの指示に従い、武装を解除するほか無かった。 生徒三人は杖を捨て、ウルザは剣も捨てる。 「ありがとう、助かったわ。 ふふふ、折角『剣』を奪ったのに、どうしても使い方が分からなかったの。 だから、実際に使わせてみて、使い方を知ろうと考えたのよ。 そうしたら、やっぱり正解だったみたいね。特にミスタ・ウルザには感謝しても感謝しきれないわ。 けれど……あなた達はもう用済みよっ!消えなさいっ!」 フーケが魔力を剣に込め、目の前の邪魔者たちを消滅させるよう、思念を送る。 「………っ!!!」 ルイズ達にとっては幸いにも、フーケにとっては不幸にも、何の変化も訪れなかった。 「…なぜ!?どうして魔法が発動しないのよ!?」 「フーケ。それは魔力を用い『装備』した上で力を溜めねばならない、能力を行使し、力を使い果たしたばかりのそれは、ただの置物に過ぎんよ」 ただ一人、結末が分かっていたように、応えてウルザ。 「それはそもそも、こちらの世界の『禁断の剣』などではない。」 ウルザがゆっくりと手を掲げる。 「解呪/Disenchant」 フーケの手にあったものが、ひび割れ、砕け、かつて『禁断の剣』であったものへと姿を変え、地面へ落ちていく。 「…それは、『神河』と呼ばれる世界の武器だ」 「な、なんてことを……」 手から零れ落ちていく残骸を呆然と見つめることしか出来ないフーケ。 「名を『梅澤の十手』という」 ―――梅澤の十手 ハルケギニアともドミナリアとも違う、神河と呼ばれる異世界。 そこで梅澤俊郎という男が、銀と鋼と魔力を用いて作ったとされる武具。 梅澤の十手は三つの力を持つ。 一つ、強化。二つ、弱体化。三つ、癒し。 その強大なる力は「神河」における神同士の争い、 「夜陰明神」と「生網明神」の戦いの行方を左右したほどであったと言われている。 これこそが、一説では、梅澤の十手が神河最高の伝説の至宝であるとされる所以である。 強すぎる力は、更なる力の介入を招く結果となる。 ―――ウルザ 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
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EMペンデュラム・マジシャン(OCG) ペンデュラム・効果モンスター 星4/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800 【Pスケール:青2/赤2】 (1):自分フィールドに「EM」モンスターがP召喚された場合に発動する。 自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。 【モンスター効果】 「EMペンデュラム・マジシャン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。 そのカードを破壊し、破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の 「EM」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。 デッキサーチ ペンデュラム ペンデュラムモンスター マジシャン 下級モンスター 地属性 能力強化 魔法使い族 EM(エンタメイト) EM(エンタメイト)補助
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《ブルーマジシャン》 効果モンスター 星2/水属性/水族/ 600/1400 1ターンに1度だけこのカードは戦闘によって破壊されない。 このカードを攻撃したモンスターにアイスカウンターを1つ置く。 Part13-111 二回攻撃しないと破壊出来ない上に戦闘する度にアイスカウンターを置くと嫌らしいモンスター。《ジャイロイド》より厄介。同作者が作った《ブリザード・ナイト》と組み合わせると鬼。 -- 地竜 (2007-06-13 21 10 15) 名前 コメント
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プロキシー・F・マジシャン(アニメ) リンク・効果モンスター リンク2/炎属性/サイバース族/攻1400 【リンクマーカー:左下/右下】 効果モンスター2体 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分のフィールド・墓地に融合モンスターが存在する場合に発動できる。 自分フィールドから、融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 (2):このカードのリンク先に融合モンスターが融合召喚された場合に発動できる。 手札から攻撃力1000以下のモンスター1体を特殊召喚する。 サイバース族 マジシャン リンクモンスター 炎属性 融合 融合モンスター補助 同名カード プロキシー・F・マジシャン(OCG)
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燃えるような運命と死 - Flame of Desire and Death - ボデンの末裔たるプレイヤーウィザードの覚醒した姿、通常攻撃で自身の知能が上昇する。 ケバくてどことなく年齢を感じた覚醒前の容姿から若干若返った。 覚醒したプレイヤーキャラクターは究極スキルを3段階まで強化することが可能になり、究極スキルの更なる高み「マスタースキル」の習得が可能になる。 アーチャーを除き既存のスキルツリーの性能に変更はない。 マスター火炎球 単体の敵に攻撃力の1960%ダメージ、刻印の数に関係なく「炎の刻印」の最大値を適用。 クリティカルヒット時CTリセット。CT15秒 マスター流星召喚 敵全員に攻撃力の1711%ダメージ16秒間183%の追加ダメージを与える、この効果は解除することが出来ない。CT20秒 マスターサラマンダーの呪い 単体の敵に攻撃力の2664%ダメージ、16.6秒間羊に変える呪いをかけ90%防御力を低下させる。 羊になった敵の周辺の敵に99%の確率で羊効果を感染させる。 覚醒プレイヤーキャラクターはU級仲間搭乗時追加パッシブ効果を発動することが出来る。 バスター/ソウルパッシブスキル1名称不明 ???後で編集予定 バスター/ソウルパッシブスキル2名称不明 S.Lv1 ドラゴンバスター/ダークソウル搭乗時全ての被ダメージを4%減少する。 S.Lv10ドラゴンバスター/ダークソウル搭乗時全ての被ダメージを28%減少する。 バスター/ソウルパッシブスキル3名称不明 S.Lv.1 ドラゴンバスター/ダークソウル搭乗時HPを216,000増加する。 S.Lv.10ドラゴンバスター/ダークソウル搭乗時HPを1,440,000増加する。
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覇魔導士(はまどうし)アーカナイト・マジシャン:Supreme Arcanite Magician 融合・効果モンスター 星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800 魔法使い族シンクロモンスター+魔法使い族モンスター このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。 このカードが融合召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを2つ置く。 このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、 このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。 1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを1つ取り除く事で、 以下の効果を発動する事ができる。 ●フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。 ●自分のデッキからカードを1枚ドローする。 解説 関連カード 魔力カウンター アーカナイト・マジシャン アルティメットサイキッカー 王立魔法図書館 ゲーム別収録パック No.21113684 WiiDT1パック:パック:-(P)DT1 XBOXLiveパック:パック:-(P)XBL1 DS2010パック:パック:無し PSPTF5パック:パック:-(P)TF5 DS2009パック:パック:無し PSPTF4パック:パック:無し DS2008パック:パック:無し PSPTF3パック:パック:無し DS2007パック:パック:無し DS SSパック:パック:無し DS NTパック:パック:無し PSPTF2パック:パック:無し PSPTF1パック:パック:無し PS2TFEパック:パック:無し OCGパック:パック:STARSTRIKE BLAST(OCG) ご購入はこちら クリック! クリック! 遊戯王&トレカ販売 カード&ホビー「KeyGrip」
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「……ここも、ハズレか」 ――柊 蓮司。 恐らくここ一年でもっとも有名になったウィザードであろう。『下がる男』の異名を持ち、相棒の魔剣と共にファー・ジ・アースや異世界を駆け巡った魔剣使い。 「古過ぎて折れてやがる。これじゃ素体にはならねえな」 現在、輝明学園を卒業しフリーランスのウィザードとして活躍している――わけではない。卒業直前に起こった事件がもとで魔剣は折れてしまい、現在修理中。修理が終わるまではバイト三昧――というわけでもない。 「ミッドガルド、ブルースフィア、オリジン、アリアンロッド……4つの世界のダンジョンに潜ったが、どれもハズレ」 魔剣を修理するために異世界を単身で冒険しているのだ。 「ここまでくると、アンゼロットの情報が信用できなくなってくるぞ」 通常、剣が折れたら溶かして鍛えなおす他無い。しかし、それでは柊は“使い”になってしまう。ならば、新しい魔剣を持ってこればいいのだ。魔剣に魔剣ワイバーンの核を移植し、新たな魔剣を作成する。それがアンゼロットが呈示した修理法だった。 そして今、柊はエンディルのとあるダンジョンにいる。代わりの剣を携え地元のギルドに協力を要請してダンジョンの最深部に到達したのだ。そこにあるといわれた魔剣は……折れていた。時の流れに耐え切れなかったのだろう。 この状態では仕方ない。柊はダンジョンを脱出しようと振り返った所で、落ちた。 「……!!」 足元に急に、空間の裂け目が開いたのだ。穴に落ちると、無数の“眼”が柊を睨むかなりホラーな空間だった。 「なんだここわぁぁぁぁ!!」 叫びながらも落ちていく。 嗚呼、柊がちていく。 「ぐはぁ!」 柊が落ちて落ちて落ちた先は見慣れたアンゼロット宮殿のテラスだった。そして数日振りの声が。 「お帰りなさい柊さん。早速ですが私がこれからする質問に、『はい』か『YES』でお答えください……といいたいところですが、今回の依頼主は私ではありません」 「あ? どういうことだ?」 立ち上がりながら聞く柊。しかし周りを見てもアンゼロット以外に誰かがいるわけではない。 「ここよ」 アンゼロットの隣から声。何時の間にかそこに派手な声の女がいた。紫色のフリルがたくさん付いたドレスに細いリボンを巻いた帽子、淡いピンクの日傘を差した女だ。細いウェストに豊かなバストを持った、柊にあまり縁の無いタイプの女性である。 「何時の間に……」 「始めまして。貴方が柊蓮司?」 声を掛けられ、そして理解した。 (こいつ……!) 目の前の女は人ではない。それ以外の何かだ。 「まさか、魔王!?」 「まさか、妖怪よ」 女は柊の驚愕にふわりと答える。 「私は八雲 紫、よろしく柊蓮司」 一歩近づいて右手を差し出される。柊はその右手に応じ、握手。 「あ、ああ……よろしく」 妙な感覚。違和感かもしれない。彼女の行動に応じざるをえない……いや、それは十年来の友人に会ったような、不思議な心地よさ。 「依頼、受けてもらえますわよね?」 その言葉を聞いたとき、既に頭の中では拒絶の言葉はない。ごく自然に―― 「分かった」 応と、答えた。 「え?」 そしてハッと気付く。「俺は今、なんと答えた?」と。柊は初めてであった女の、しかも理由も何も聞かされない依頼にイエスと即答できる人間、ではない。自身もそれは分かっているはず。 「ふふ、では説明いたしますね」 「ま、待ってくれ!」 柊は紫の説明を止め、手を横に振った。 「俺の魔剣は今壊れてるんだ。だからやっぱりこの依頼」 「魔剣の心配はありませんよ柊さん」 柊の言を止めたのは紫の傍らにいるアンゼロットだった。彼女は柊を制止すると、テーブルに置いてあったベルを鳴らす。すると、巨大なケースを抱えた、仮面の女性が部屋の入り口から現れる。 「今回使ってもらう、魔剣の代替品――ウィッチブレード弾幕エディションです」 「紫さんに言われて作らせていただきました」 答えるのは仮面の女性――ロンギヌス・コジマメだ。 「今までとは違う注文ですからね。かなり悩みました」 コジマメは柊の前にケースを置き、鍵を開ける。その様子を横目に、紫は柊に近づいて扇を開く。 「柊連司、2Dシューティングゲームをやったことはあるかしら?」 「はぁ?」 紫が聞いたのは柊には予想も付かない質問だった。ゲームと依頼、何の関係があるのか。 「グラディウスとかくらいならあるけどよ、それが一体何の関係があるんだよ」 くすりと妖怪は微笑い、答えた。 「実際にやってもらいます」 「はぃ?」 混乱する柊に、紫は淡々と説明を始める。 「幻想郷という場所があるの。そこは博麗大結界という巨大――とは言っても世界結界よりかは小さいけれども、結界に囲まれている。そこでは、世界結界によって構築された常識は通用しない」 「月匣のことか?」 「似て非なるもの、ね。世界結界が常識で作られ非常識を排斥するならば、博麗大結界は非常識を許容し常識へと変容させる。 侵魔や冥魔には垂涎の場所よ。それだけに強固かつ頑丈な結界なのだけれども」 「で、そこにエミュレイターが侵入でもしたのか?」 「そう。勘がいいわね。幻想郷ではね、妖怪達は人間に畏怖を与えるの。その感情の流れが妖怪たちにプラーナを供給する。分かるわね?」 「つまり、そうやって多くの人間を襲わなくてもプラーナを得ることができる、ってことか?」 「そういうこと。侵入したエミュレイターもそのシステムを利用した。大した被害はないけどね。幻想郷で集めたプラーナで世界結界がどうにかなるような事を起こす怖れがあるわ。 そうなっては博麗大結界もお終い。外の……つまりこちらの世界と幻想郷内における常識のズレを利用した結界だから。外の世界が滅びれば、自然と幻想郷も滅びる。それだけは避けたいの」 「じゃあなんでわざわざ俺に? 幻想郷の妖怪達に頼めばいいんじゃねえか」 「幻想郷ではウィザード……エミュレイターに対抗できるモノは生まれない。月衣が常識を阻む。幻想郷では妖怪達の力は既に常識なのよ。もちろん、この私もね」 「俺に依頼する理由は分かった。だがそれとシューティングゲームが何の関係があるんだよ」 「幻想郷では特に盛んな決闘方法があるの。人間でも妖怪でも関係なく、ただ技巧趣向反射神経により決する決闘が。――それが“弾幕ごっこ”よ。 受け手と攻め手に分かれ、受け手は弾幕を展開し、攻め手は弾幕を避けつつ受け手に攻撃する。ね? シューティングゲームでしょう? 幻想郷にシューティングゲームなんて言葉はありませんけど」 「でも相手はエミュレイターだろう?」 「それがね。エミュレイターも弾幕ごっこを覚えてしまったの。断続的に放たれる魔法を、あなたは避けられる? 避け道はもちろんあるわ。でも練習やパターン化を重ねないと避けられない弾幕もあるの。あなたにやってもらうのは敵の弾幕を避けつつ接近し、ウィザードの月衣を纏わせた斬撃を与えること。 その為にも、あなたには弾幕ごっこをやってもらいますわ」 「それで、このウィッチブレードなんだな」 「その通りですわ柊さん」 柊の納得に、アンゼロットはにこやかに答える。 「そのウィッチブレードは箒ではなく剣です。世界結界の中で魔法使いが無理なく空を飛ぶには箒である必要がある。 しかし『幻想郷内の常識』に取り込まれないためには、箒という常識ではだめなのです。よって、この弾幕エディションのみ、箒ではなく剣として扱います。 もちろん箒オプションも使えません。弾幕エディション専用オプションを用意させていただきました」 「使い方や取り扱いは幻想郷で説明しますわ。あなたのサポートをする人物は既に幻想郷に。あとはあなたとそこのロンギヌス・コジマメさんだけ」 「弾幕ごっこってのは一対一じゃないのか?」 「基本的にはそうですけれど、たまに変則的になることもありますわ。説明は後ほど」 紫が指を弾いて音を鳴らした。すると、柊が見た覚えのある空間の裂け目が―― 「……もしかしてこのやたらホラーな中に入るのか?」 「これ以外に幻想郷には行けませんわ。私はこちらに残って博麗大結界の解れを修理しなくてはいけません。あちらでは私の式神に全てを聞いてください。 この中をまっすぐ歩けばそこに式神が控えていますから」 仕方ない、とでも言いたげに柊はため息をつき、そしてウィッチブレードをケースごと月衣にしまおうとしたが、 「ちょっと待った柊さん。幻想郷に着いたら月衣の物品収納機能は使ってはいけません」 その行動をアンゼロットは止めた。 「何でだよ」 「月衣を博麗大結界の常識内に収めさせないためです。使えば使うほど常識に近づいてしまう。しまいには月衣の常識遮断機能も中和されてしまう怖れがあります。ですから月衣は極力抑えるように」 「……わーったよ。手で持てばいいんだろう」 ケースを月衣から引っ張りそして手で抱えた柊は、月衣にしまっていた日用品等を出してウィッチブレードのケースにしまう。そして、空間の裂け目――スキマへと足を踏み入れた。コジマメも柊に続く。 「行ってらっしゃい柊さん」 「応援させていただきますわ」 そして、アンゼロットと紫が二人の背中に言葉を掛けると、スキマは閉じられた。 ← Prev Next →?
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《ヴァンパイア・マジシャン》 効果モンスター 星4/闇属性/アンデット族/攻1600 /守1400 このカードが召喚、反転召喚、特殊召喚に成功した時、 魔力カウンターを1個乗せる(最大1個まで)。魔力カウンターが1個乗っている時 このモンスターは魔法使い族になり攻撃力が200ポイントアップする。 また、魔力カウンターを1個取り除くことで、デッキからカードを1枚ドローする。 攻撃力を1800から1600にすることで1枚ドローできるアンデット族。 魔法使い族になることもある。 特殊召喚でも効果が使えるところは、大きいかもしれない。
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登録タグ:ガイル ケン 豪鬼 マジシャン勢A vs 横浜勢 その2 マジシャン勢A vs 横浜勢 その3 マジシャン勢B vs 横浜勢 その3 マジシャン勢A vs 横浜勢 その2 http //www.nicovideo.jp/watch/sm8290800 元URI http //www.nicovideo.jp/watch/sm8290800 04 00 あうさん☆(EL) - フランス人(GU) マジシャン勢A vs 横浜勢 その3 http //www.nicovideo.jp/watch/sm8290889 元URI http //www.nicovideo.jp/watch/sm8290889 05 40 あうさん☆(EL) - フランス人(GU) マジシャン勢B vs 横浜勢 その3 http //www.nicovideo.jp/watch/sm8300609 元URI http //www.nicovideo.jp/watch/sm8300609 07 40 あうさん☆(EL) - 【悪】闇K66【善】 11 20 あうさん☆(EL) - ドラゴンボーイ(KE) 名前